GXR+Mount A12

2016年6月 6日 (月)

NOKTON Classic 35mmと40mm、そして2台のGXR


2gxr2


このところずっと、Wワークでめちゃくちゃに忙しく、写真を撮りに行くどころか生活に必要なことすらまともにできてない状況。

溜まったストレスは買い物で発散!というわけでもないが、しばらく前に予備のGXR用にもEVFを入手、それからノクトン・クラシック40mmf1.4(SC)も買った。


Hikaku


40mmの画角は35mmとたった5mmの差とはいえ感覚は結構違うので面白い。

ちょっと狭い標準画角(GXR+Mount A12はAPS-Cなのでフルサイズ換算60mm)なこの画角は好きだ。

描写的には両者とも解放でやや滲み、絞るとシャープになるとのことだが、滲み具合は35mmの方が大きい。

色乗りもコントラストも35mm版の方が浅い。


Hikaku2

ボケ味は距離や対象によるから何とも言えないけど、よく似ていると思う。

微妙に40mmの方がクセ少ないというか、柔らかいボケかも。

これまで35mm版を使ってきて、背景の具合によっては二線ボケやグルグルボケになったりすることがあった。

それが面白味でもあるのだけれど、40mmはどうだろうか?

ともあれ、総じて35mm版の方がよりクラシックな感じ。

40mm版のオリジナル、球面ズミルクスは解放での盛大なフレアとかハロで暴れ玉と言われるが

現代のノクトンではその辺を抑えめにコントロールしていて

そうなると対称設計の35mm版より非対称設計の40mmの方が収差が抑えられて

比較すればそういう感じになっているのではないだろうか。


Vm3540mm

自分にはやはり35mm版のバランスがぐっとくる。

35mm版にある憂いのようなものは40mm版の方からはさほど感じられない。

もちろん似ているといえば似ているし、この差をどう感じるかは人それぞれだろう。

ということで普段持ち歩くバッグにはライカX1、カメラバッグには結局2台のGXR+Mount A12が戻ることになった。

フジXE-1もEVFは見やすいし、使いにくいってこともないのだけれど、やっぱり自分にはGXR+Mount A12が一番みたいだ。

自動車で言えばたぶん旧MINIのようなもので、現代の車に比べれば不便なことも多いし決して性能も良くはないが、これでなくてはダメなんだ、と思わせるような何かがある。


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2014年9月 3日 (水)

LZOS JUPITER-9 85mm F2

9nf


LZOS Jupiter-9 85mmF2は、3群7枚構成ゾナー85mmF2の旧ソビエト製コピー。

コピーと言っても実際は東独からツァイス・イエナの技術者を連れて来て設計や生産の技術指導させたり

初期は硝材もドイツのものだったし、モスクワの工場で作ったツァイス・イエナの兄弟レンズって感じだったのだろうと思う。

後に(1950年代)ソビエト国内で量産できる新硝材に変わり、それにしたがって設計の手直しがされているそうだ。

この個体は1986年製なので、設計しなおした方だ。

操作性は独特で、絞りはプリセット式。

プリセットリングで絞り値を設定、その後方にある絞りリングを回して絞る。

絞りリングにクリックはない(プリセットリングにはある)ので、開放から設定値の間でどこでも自由に絞れるが、もちろんその場合にはF値ははっきりわからなくなる。

問題はピントリングを無限遠にした場合に絞りリングとくっつき過ぎて、幅の狭い絞りリングが非常に回しづらくなること。

なんだかいろいろ面倒だが、変わっていて面白いと言えば面白い。

絞り羽根は15枚、ほぼ真円絞りになる。

80年代中頃からマルチ・コーティングのモデルも出てくるらしいが、これはシングル・コーティング。

それでも充分シャープでコントラストも高め、発色もしっかりしている。

噂では絞り開放でやや滲み、少しベールがかったような描写になると言うので、下の写真ではふんわりとした感じをイメージしてテスト撮影してみたのだけれど

ただでさえフンワリとかオシャレとか得意でない上、予想外に普通にしっかり写ったものだから、どうもコレジャナイ感が出てしまった。

(しかも実はプリセット式にまだ慣れていないせいか、開放で撮ったつもりが実際はF2.8だった)

これはテストだから何もせずストレートに現像したけれど、そうでなければ露出をオーバーめにしたり中間を持ち上げたりするだろう。

逆に言えばこれならいろいろな場面で悩まず使えるし、ボケも柔らかくて綺麗、とても優秀なレンズだと思う。

Jupiter92

とはいえ、ポートレートをやらない自分にはAPS-Cで85mmはハードルが高い。

修行と思ってこれ1本で出て、帰ってきてPCを前に頭を抱える。

苦戦中。


EOS 7D with Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.4
GXR+Mount A12 with LZOS Jupiter-9 85mm F2


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2014年4月25日 (金)

Mount A12×2

2gxrnf

ボディは少し前にもうひとつ手に入れた。
接触が怪しくなってきた外付けEVFのVF-2ももうひとつ欲しいけれど、もちろん新品はもうないし、中古屋に出ると瞬時でSold-Outになる。
ボディもEVFと同じく出ると瞬殺される。
そんな状況なので、あるうちにとまだまだ見かけるMount A12の予備を買った。
でももしかしたら、これは「予備」にはならないかもしれない。
だって、2つ持って歩いたらレンズ交換しなくて済むから楽じゃないかな・・・


CANON EOS7D / Carl Zeiss Planar 50mm F1.4

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2014年2月 7日 (金)

RICOH XR RIKENON 1:2 50mm



GXR+Mount A12で使う50mmレンズについては前にも書いたけれど、アダプター経由ではあれ一応プラナー50mmF1.4ZFが使える状況にはある。
このプラナー、その繊細で柔らかい描写だったり階調の豊かさだったり立体感だったり、良い部分は理解しているつもり。
それはそうなんだけど、でもなんだろう、今ひとつ使っていてしっくりこない。
それはたぶんノクトン・クラシック35mmF1.4の使い心地を比較対象にしてしまうから、ということもあるかもしれないのだけど。
おそらくは、現行のゾナー50mmF1.5ZMを手に入れれば良いのだと思う。
そのゾナーで撮影された他の方の写真をいろいろ見るたびにそう思う。
と思いつつ、ネット彷徨をしていてこんなレンズのことを知り、欲しくなってしまった。
それは「和製ズミクロン」とか「貧者のズミクロン」とか評された1978年のリコーの一眼レフ用レンズ。
その「XR RIKENON 50mmF2」で撮影された作例をあれこれ見ていたら、その解像力や線の力強さにかなり惹かれた。
何タイプかあるこのレンズのうち、一番古いタイプが最も「神がかり度」が高いとされている。
マイナーチェンジ後のものは最短が0.6で、初期型の0.45よりも寄れない。
(鏡胴もマイナー後は軽量化のためプラスティックに変更され、絞り数字等は刻印からプリントになった)
なので、この初期型リケノン50mm(ペンタックスKマウント)をアダプターともども入手。

Rikenon

さっそくテスト撮影しに行く。
(すべてRAW撮り、LightRoom4.4でストレート現像)


Sawingmachine

かなり硬調の描写。
「このレンズで撮った写真からはパキーンと音がする」とまで言われる通り。
個人的にはパキンと言うよりゴリっとした描写という方がしっくりくるけれど
いずれにしても線が太くクッキリしていて、かつ解像感もあり、どちらかと言えば重厚な色調。
これは現在のGRなんかとも繋がる描写だと思う。
そしてこれは絞り開放で撮っているが、まったく問題のない高画質。

Tree

ボケ味も硬い。
でも悪くない。
なかなか味があるボケ方。
噂通り良いレンズだと思う。



EOS-M/EF-M22mmF2 STM:1
GXR+Mount A12/XR RIKENON 50mmF2:2,3


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2013年11月22日 (金)

GXR+F-Mアダプター


GXR用に50mmが欲しくて。

ほんとはノクトン50mmf1.5かゾナー50mmf1.5、あるいはDRズミクロン50mmf2かズマリット5cmf1.5、なんて考えていた。

でも残念ながら、今は予算が・・・

ということで、とりあえずニコンF-ライカMのマウント・アダプターを買ってみた。

それで手持ちのプラナー50mmf1.4ZFをGXRで使える(ついでにディスタゴン25mmf2.8ZFも)。

Gxrfm2
とはいえ小さなボディに大きな一眼レフ用レンズを付けるとバランスが悪くて不格好、やっぱりサイズ感は大事だなあ、とあらためて思う。

収納や取り出しやすさ等、ここまで長くなってしまうとボディは小さくとも扱い的にはどうも一眼レフ機とあまり変わらなくなってくる。

Planar2


で、GXR+プラナー50mm f1.4の描写。

EOS7Dで使った時よりもなんだかスッキリしている。

ローパスレスの恩恵?画素数では7Dの方が上だけれども。

プラナーの線の細い描写や個性がはっきり出ていると思う。

こうなるとプラナーとは対照的な、芯が強く瑞々しい描写のゾナー50mmf1.5を使ってみたいかな・・・

いずれにしろGXR+Mount A12を使い始めてまだ5ケ月くらいだけど、ちょっともう手放せない。

ボディとMount A12ユニットのセットをもう一つ、買えるうちに買っておいた方が良いかも。

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2013年9月22日 (日)

Voigtländer NOKTON Classic 35mm f1.4SC


CANON EOS7D / CarlZeissJena Flektogon 35mm F2.4

Gxrmount_a12nif_3RICOH GXRが生産終了になった。
ボディだけでなく最後発のA16も含めた各ユニットもだから、少なくとも今の形式で継続されることはなくなったということだ。

コンパクトなボディ、ローパスレスAPS-C1230万画素の出すとても自然でリアルな画質、思いがけず広いダイナミック・レンジ、心地良いシャッターの音や質感、カスタマイズの自由度が高く使いやすい操作系・・・
このGXR+Mount A12とコシナ・フォクトレンダーのノクトン・クラシック35mmの組み合わせがとても気に入っている。


RICOH GXR+Mount A12 / Voigtländer NOKTON Classic 35mm f1.4SC

Noktonkaihounifこのレンズ、開放で使うと微かに球面収差による滲みが出る。 
それが何かウェット感のようになって、少し憂いがあるような描写に感じられる。
色の出方も少し柔らかいというか階調変化がなだらかというか、そういう部分があるので、それも影響しているのだろうか。

Hansei_3絞れば普通にシャープになる。
とはいえシャープすぎたりはせず、どこか懐かしいような味は残る。

Cafebacknif色の出方は地味というほどではないけれど、落ち着いている。

開放時、ヌケの形状や距離や光線具合でボケにクセが出たりはするけれど、F2まで絞ればまとまる。
対象によってはあえてクセを生かすのも面白いかもしれない。
使い心地の良いレンズ。

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