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2014年9月 3日 (水)

LZOS JUPITER-9 85mm F2

9nf


LZOS Jupiter-9 85mmF2は、3群7枚構成ゾナー85mmF2の旧ソビエト製コピー。

コピーと言っても実際は東独からツァイス・イエナの技術者を連れて来て設計や生産の技術指導させたり

初期は硝材もドイツのものだったし、モスクワの工場で作ったツァイス・イエナの兄弟レンズって感じだったのだろうと思う。

後に(1950年代)ソビエト国内で量産できる新硝材に変わり、それにしたがって設計の手直しがされているそうだ。

この個体は1986年製なので、設計しなおした方だ。

操作性は独特で、絞りはプリセット式。

プリセットリングで絞り値を設定、その後方にある絞りリングを回して絞る。

絞りリングにクリックはない(プリセットリングにはある)ので、開放から設定値の間でどこでも自由に絞れるが、もちろんその場合にはF値ははっきりわからなくなる。

問題はピントリングを無限遠にした場合に絞りリングとくっつき過ぎて、幅の狭い絞りリングが非常に回しづらくなること。

なんだかいろいろ面倒だが、変わっていて面白いと言えば面白い。

絞り羽根は15枚、ほぼ真円絞りになる。

80年代中頃からマルチ・コーティングのモデルも出てくるらしいが、これはシングル・コーティング。

それでも充分シャープでコントラストも高め、発色もしっかりしている。

噂では絞り開放でやや滲み、少しベールがかったような描写になると言うので、下の写真ではふんわりとした感じをイメージしてテスト撮影してみたのだけれど

ただでさえフンワリとかオシャレとか得意でない上、予想外に普通にしっかり写ったものだから、どうもコレジャナイ感が出てしまった。

(しかも実はプリセット式にまだ慣れていないせいか、開放で撮ったつもりが実際はF2.8だった)

これはテストだから何もせずストレートに現像したけれど、そうでなければ露出をオーバーめにしたり中間を持ち上げたりするだろう。

逆に言えばこれならいろいろな場面で悩まず使えるし、ボケも柔らかくて綺麗、とても優秀なレンズだと思う。

Jupiter92

とはいえ、ポートレートをやらない自分にはAPS-Cで85mmはハードルが高い。

修行と思ってこれ1本で出て、帰ってきてPCを前に頭を抱える。

苦戦中。


EOS 7D with Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.4
GXR+Mount A12 with LZOS Jupiter-9 85mm F2


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コメント

ご存じの通り私は このような話にはとんと疎くて 正直よくわからず
何も書かない方が身のためだとは思うんですが(^^ゞ
だけど これらの写真に心地よさを覚えてしまったので それをお伝えしようと思いまして・・・
特に上の写真の方なんですが とても好きですよ
静物を撮っているのに 時間や空気が止まっていない感じがしてなりません
自分もここにいて撮ってるt.hagaさんの横で同じものを見ているような錯覚に陥ります

投稿: 奈月 | 2014年9月 4日 (木) 02時21分

奈月さん
どうもありがとうございます。
このレンズを買ったはいいけどうまく使えてなくて
この日も打ち合わせ帰りに散歩がてらちょこっと撮ってはみたけど、やっぱり全滅(笑)
でもレンズ自体は良いレンズだよなぁと
じゃあコイツのこと書いてやろうと思って上の写真を撮りました。
え〜と、割と無造作に撮った気がします・・・すみません^^

ただ、ずっと曇ってた日だったんですが、これを撮っている時には少し陽がさしてきて
そんな光の具合が良かったのかもしれませんね。

ちなみにとんと疎いと言ってるのにアレですが^^
これまでこのブログに出したこの手のカメラやレンズの写真を写したのはいつもこの写真を撮ったのと同じ35mmF2.4のフレクトゴンというレンズです。
これも古い東ドイツのレンズですけど、こういうの撮る時には一番信頼しています。
とてもリアルに写るのにぎちぎちしないというか、自然な所が気に入っています。

投稿: t.haga | 2014年9月 4日 (木) 06時41分

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